Status of GY 2010 activity

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2011年1月27日 (木) 22:50時点におけるIwasaki (トーク | 投稿記録)による版

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オークニー担当分

ASTER 3A01対応

  • 作業内容
    • ASTERの3A01フォーマットをGDALでサポートする。(できれば、PRISM/AVNIR-2などの日本製データも容易にインポートできるようにしたい)
  • 作業履歴
    • 発端は昨年度のチュートリアル作成
      • 3A01データをGDALでGeoTIFFに変換したら位置が大きくずれた
      • OpenEVを使ってHDFを直接開いても同様の結果
    • 本当にGDALの処理に不備があるのか?
      • 画像データに埋め込まれているGCPと、HDFメタデータとして持つ座標情報が異なっている
      • 販売元(ERSDAC)に問い合わせ
    • HDFメタデータが正しい位置情報であり、画像データに埋め込まれているGCPは、地心緯度経度で定義された地表画素位置データであるとの回答。こちらにも記載あり→ http://www.science.aster.ersdac.or.jp/jp/documnts/users_guide/part3/ortho/04_06.html)
      • GDALの問題ではないことが判明したので、インポートを容易にする支援ツールの提供とする予定
      • PRISM/AVNIR-2/ASTERのデータをGeoTIFFに変換するシェルスクリプトを作成済み。できれば、GRASSのメニューに組み込みたい。
変換処理の流れ

JPGIS対応

  • 作業内容
    • JPGISをOGRで(できればGDALでも)サポートする。
  • 作業履歴
    • 過去に類似の変換ツールを作成された方へ外注
    • 1/25時点、仕様を策定中。(おおよその見積もりでは10人日程度)

新旧測地系変換

  • 作業内容
    • 日本測地系の新旧変換をPROJ.4でサポートする。
  • 作業方針
    • PROJ.4の nadgrids オプションで読み込む新旧測地系間のシフト量を定義したテーブルを作成する。
  • 作業履歴
    • TKY2JGDのパラメータをもとに nadgrids 用のテーブルを作成した。
作成イメージ
    • 幾何変換に比べどの程度精度が向上したのかを定量的に評価しているところ。
    • 国土地理院が提供している対照表と、それぞれの変換結果との誤差を比較。
nadgrids 幾何変換
image
nadgridsによる変換誤差(緯度方向)
幾何変換による変換誤差(緯度方向)
mean -0.0256329 -0.0812682
SD 0.207807 0.224022


利用者へのアンケート

  • 作業内容
    • 成果物に対する利用者からの意見をフィードバックすることにより、e-Learning コンテンツの配信プラットフォームやチュートリアルの改良を実施する。
  • 作業履歴
    • 1/25時点、アンケート項目案を作成中
    • 項目案
      • チュートリアル
        • このチュートリアルを何で知りましたか?
        • 読んでみようと思ったきっかけは何ですか?
        • 実際にどのような用途で使用されましたか?
        • 求める情報を得ることができましたか?
        • 他に織り込んでほしい内容がありましたらご記入ください。
      • GRASS/QGIS
        • 使ってみようと思ったきっかけは何ですか?
        • どのような用途で使用されましたか?
        • 目的とする処理は実現できましたか?
        • 今回以外にGRASS/QGISを使用したことはありますか?
          • 以前から使用経験のあった方にお尋ねします
            • 以前はどのような用途で使用されていましたか?
            • 使用期間はどれくらいですか?
            • 以前使用されたGRASS/QGISと比べて使い勝手はいかがでしたか?
        • 改善のご要望/ご提案があればご記入ください。

農環研担当分

r.in.aster動作確認

  • 作業内容
    • r.in.asterが3A01以外で動作するか
  • 確認状態
    • ASTER L1Bデータで動作を確認した所、VNIR Band3Bで位置がずれた
L1B VNIRBand1
L1B VNIRBand3B
    • Band1,2,3Nに比べ3Bは広範囲を撮影しているにもかかわらず,四隅が1,2,3Nと同じ場所になっている。

チュートリアル・NDIVを利用した土地利用図の作成方法

  • 作業内容
    • NDVIの時系列データを使った、土地利用図(もしくは土地被覆図)の作成
  • 作業状態
    • Ubuntu上でのNDVI時系列データの作成手順までは確認
    • 作業において、i.spectralおよび、d.whereとd.whatを組み合わせたコマンドの利用が必要。
  • 問題点
    • i.spectralおよび組み合わせコマンドがwxpthonで動作しない。
      • Xのモニタが必要(d.monからモニタを起動させることが必要)
    • Ubuntu版、もしくはcygwin版のGRASSを使えば作業は可能
      • ただし、一度出来たcygwin版GRASSのインストールでつまずいています・・・。